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圭吾の前で、洋介と仲がいいと弘美に言われ、なんとなく、圭吾の前では洋介の話をしたくなかった亜美は話を変え、圭吾に聞いた。
「子どもさんは何歳ですか。」
「うちは、小学校3年の女の子と1年の男の子、ふたりです。」
少しお互いの子どもの話をしたが、亜美は本当は圭吾のことをもっと知りたいと思っていた。
9時半で、一次会もお開きになり、二次会に誘われたが、洋介に子どもたちを任せていることも気になり帰ることにした。
タクシーを拾おうと、歩いていると、車が止まり、圭吾が顔をだした。
「石井さん、良かったら送って行くよ。」
そう言えば、今日は車だからってウーロン茶を飲んでいた圭吾を思い出した。
少しためらったが、圭吾ともう少し話したいという気持ちもあって、乗せてもらうことにした。
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