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お店につき、いろんな話をした。
圭吾の大学時代の話、亜美の小さい頃の話。
料理も噂通り、とても美味しかった。
あっという間に時間が過ぎていった。
「そろそろ、出ましょうか?」
時計は9時を回っていた。
「もう少し、時間があるから、海の方を回って帰りましょう。」
亜美も、もう少し一緒にいたいと思っていたので、圭吾の誘いが嬉しかった。
海のない土地でそだった亜美は、海の波の音、砂浜、地平線が大好きで、独身の頃は、ひとりでドライブに行ったものだ。
その海を見ながら、圭吾と車に乗っている。
気持ちが高鳴る。
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