戸惑い

3/96

33人が本棚に入れています
本棚に追加
/119ページ
「あっ、もうこんな時間。送って行くよ。」 「また、プライベートで会ってくれるかな。」 亜美は小さくうなずく。 「じゃあ、気を付けて。」 家の近くまで送ってもらったが、そのまま帰ることが出来ず、近くのコンビニに入りトイレで鏡を見た。 暑さのせいではない顔の火照りが感じられる。 不思議なことに、圭吾と会っている間は、洋介のことは全く思い出さなかった。 しかし、ひとりになった今、妻、そして母親に戻る。 .
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加