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「あっ、もうこんな時間。送って行くよ。」
「また、プライベートで会ってくれるかな。」
亜美は小さくうなずく。
「じゃあ、気を付けて。」
家の近くまで送ってもらったが、そのまま帰ることが出来ず、近くのコンビニに入りトイレで鏡を見た。
暑さのせいではない顔の火照りが感じられる。
不思議なことに、圭吾と会っている間は、洋介のことは全く思い出さなかった。
しかし、ひとりになった今、妻、そして母親に戻る。
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