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ホテルでは、お互いの話をした。
圭吾は奥さんと、あまりうまくいってないという。
奥さんの実家が近く、しょっちゅう子どもを連れて、実家に行っていて、奥さんが親に頼ってばかりらしいのだ。
亜美も、洋介のことを話した。
とても優しく頼りになる信頼できる夫だということを。
「そんなステキな旦那さんなのに、何故、俺の誘いにのってきたの?」
圭吾の疑問も、もっともだろう。
実は亜美自身も分からないのだ。
洋介と子どもたちとの生活には、満足している。
そう思っていた。
そこに圭吾が現れた。
好きになってしまった。
説明の仕様がない。
自分でも分からないのだから。
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