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「待って…シャワー浴びたい。」
初めて圭吾に抱かれるのにやはりシャワーは浴びたい。
シャワーを浴びながら亜美は雑誌の記事を思い出した。
あれは、男性側のはなしだったと思うが、不倫でホテルでシャワーを浴びるときは、香りが残るから石鹸は使わないほうがいいと書いてあったことを。
その雑誌を読んでいた頃は、まさか自分がそういう事をするなんて思いもしなかったのだが…と、少し可笑しくなる。
ベッドでの圭吾は、とても優しかった。
「こんなことになって後悔してる?」
圭吾に聞かれ亜美は答えた。
「後悔してる。だって、ますます圭吾のことを好きになってしまったから。」
「亜美を後悔させるようなことはしないよ。これから大切に付き合っていきたいって思ってる。」
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