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「先生なら解るかな…とりあえず、ついてきなさい」 美奈はくるりと後ろを見るともと来た道を引き返しはじめた 「…(先生…ってことはここにも学校があるってことですか)」 とりあえず、とりあえず流されるままついていく… 「うわぁ…田舎みたい」 裏庭らしき森をぬけると… 田舎みたい…寧ろ田舎だった。 完全に電灯なんて一本もたっていない。そして、見渡す限り畑が続いている 「田舎?…まぁ、いいわ、こっちよ」 美奈は右手を指差すとそちらへ歩き出す。 …そこには見たこともないぐらいの御屋敷があった。 まるで昔の屋敷のよう… 「ここ何処…すご」 「私の家…でも行くのはそっちじゃないわ」 美奈はそのまま家を通りすぎて、まっすぐ土の道を歩いていく 「あ、まってよ~」 私はおいていかれないようについていった
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