45人が本棚に入れています
本棚に追加
ガサッ!?
ガサッガサッ!?
突然の何がうごめく音で私はビクッとそちらを向いた。
「何やってるんですか…目井田先生…」
美奈は呆れたような顔をしてから職員室らしき部屋の電気をつけた。
「…ふぁぁ…えっ!?…あれれっ?僕の眼鏡は何処ー!?」
目井田と呼ばれた人物は私たちのすぐ前の床に這いつくばって何かを必死に手で探していた…
「むっ!?その声は美奈ちゃんかい!?僕の眼鏡をとってくれー」
今にも泣きそうな目井田を見て、美奈は仕方がなく机の上に置いてあった四角のフレームの眼鏡をとって目井田に渡した。
「あぁ…よく見えるー」
黄昏たような顔をする目井田に呆れて物が言えない美奈と、その横で何がどうなっているのか解らない私がいた…
最初のコメントを投稿しよう!