世界の定理

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さて、改めて考える 「…」 今は朝方なのか、白んだ光が緑色に輝いている だが、木の葉のおかげなのか…差し込んでくる光は全て緑色… 「…」 何処かへ行こうとして立ち上がったときだった… 「そこにいるのはだれ?」 気配も何も感じなかった… ふと、声のする方を向いた …わぉ!! 「えっと…」 そこにいたのは青き髪に深紅の瞳…そして、左頬に三日月の入れ墨…の女の子 青い髪が緑にあわさってとても美しく見えた… 「だれ?と…聞いたんだけど…」 私が答えないのが気に入らないのか、相手はいかにも怪しいという顔をしていた だって、こんなはりつめた空気のなかまともに話せる勇気がない…
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