【終幕の日には】

5/8
前へ
/8ページ
次へ
まぁ…起きた後では安っぽい映画のワンシーンみたいだけど。 夢の世界にいる間、それはかなりリアルな現実なのだ。 そして。 オレはというと、何故だか恐怖なんてものはちっとも感じてなかった。 ただ、終幕に向かう日だまりの中、アイツを抱き締めていた。 絶望の日差しは、春の日のように穏やかで…。 怖くないのか?って聞かれて、オレは笑ってしまった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加