第4章~ライバルの影~

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ー放課後ー あきらが家に帰ろうと教室を出ると 「待ってよーー!!」 アスカもあきらの後をついてきた。 「お前な……学校に潜り込むなんて、どういうつもりだ」 「やっぱりあきら以外のパートナーは考えられないし……学校ではいとこって事になってるんだから、もう少しあきらの家に居てもいいでしょ?」 「しょうがないな……ほっとくと何するか分からないし……もうしばらくだけだぞ」 「やったーー!!」 「やれやれ……」 「それに、これは私の勘だけど、この学校に私以外の女王候補がいる感じがするの!!」 「本当かよ!!」 そんな事を話しているあきらとアスカの横を黄色いブレスレットをつけた背の低い男子生徒と黄色い髪に黄色いピアスをつけた女子生徒が通り過ぎたがーー お互い気付く事は無かった。
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