第5章~砂の恐怖~

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あきらとアスカが火渡高校を出て家に帰っている頃ーー 火渡高校の校庭の砂場では黄色いブレスレットをつけた背の低い男子生徒と黄色い髪に黄色いピアスをつけた女子生徒の前に、不良3人組が立っていた。 「1年坊の砂村ひろきく~ん。君から場所指定するとは珍しいねぇ」 「今日は俺達3年生のお兄様達にいくら貢いでくれるのかな~?」 「今日はそちらのお嬢さんも貢いでくれるのかな?」 不良3人組がそれぞれ、黄色いブレスレットをつけた背の低い男子生徒砂村ひろきに声をかける。 すると、ひろきは口元に笑みを浮かべ、口を開いた。 「お前達に渡すお金は、もう無いよ……」 「な、何だと!!」 「何故なら、お前達は今日ここで死ぬからさ……!!」
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