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火野あきら、17歳。
彼は、愛犬のクロと一緒に夜の散歩で火渡高校の裏山の町が見渡せる丘にやって来ていた。
あきらがふと、空を見上げると
キラッ
「ん……流れ星か。最近、多いな」
ゴゴゴゴゴ…………
「ってこっちに向かってないか?」
ズズーン!!
「うお!?」
その空から降って来た物体は火渡高校の裏山の奥に落ちた。
「ワンッワンッワンッ!!」
「お、おい!!」
クロが裏山の奥の方へ行こうと、手綱を引っ張る。
パッ
思わずあきらは手綱を離してしまい、クロは裏山の奥の方へと走って行ってしまった。
「おい!! 待てよ!!」
あきらもクロを追いかけた。
「ワンッワンッ!!」
「ん……これは……」
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