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クロが立ち止まり、吠えている先には……
空から落ちて来た物体によって、地面がクレーター化していた。
そして、その物体は赤く炎の形をしていた。
(こ……これは、まさか……UFOなのか!?)
あきらがそう思い始めた、その時
プシューーー
その炎型のUFOの扉が静かに開いた。
「少女だ……」
その開いた中を見てみると、赤髪で赤を基本としたコスチュームを着た10代半ばの少女がスヤスヤと眠っていた。
(こ……この娘が噂の少女の宇宙人!?)
「ん……」
その少女が目を覚まし、あきらの姿を見るなり、
「あー!! 第1地球人、はっけ~~~ん!!」
と大声であきらを指指した。
(な、何だ!?)
「あなたのお名前は?」
「ひ、火野あきらだ」
さすがのあきらもうろたえている。
そこへ少女がニッコリ笑って一言
「私のパートナーになってくださ~~~い!!」
(…………ええーーーーーーーーーー!!)
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