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自分の家に辿り着いたあきらは、クロを犬小屋に入れて寝かしつけた。
クロは、あきらが小さい頃、拾って来た犬。
黒だからクロ、いかにもあきららしい。
だが、今一人で暮らしているあきらにとってクロは大事な家族なのだ。
クロを寝かせたあきらは、アスカを居間へと案内した。
「テレビでも見るか?」
ピッ
あきらはアスカにそう言ってテレビのリモコンを手に取り、テレビのスイッチを入れた。
「続いてのニュースです」
「へー、通信機みたいな物か……地球の文明も少しは発達してるのね」
とアスカはテレビを見た感想を語る。
惑星メラットの文明はもっと発達しているという事なのだろうか。
「またUFOの目撃情報がありました。そのUFOの中から少女の宇宙人を目撃した噂もありまして、UFO研究家達は調査を……」
アスカの言う女王候補の事だろう。
アスカは真剣にテレビに見入った。
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