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「トイレに行く時くらい…腕を放してくれないか?」
「何でよ?ちゃんと阿良々木君の役に立つわよ」
今、僕達は公園の公衆便所の前にいる。
僕は出来ればこういう場所では一人になりたいんだけどなぁ…。
今のガハラさんはベストオブでれでれだから、「役に立つ」は本気で言ってるんだろうなぁ…。
困った。
貝木との一騒動があってから、ガハラさんはこんな調子だ。
僕に暴言を吐かなくなったし、めちゃデレた。ドロドロのデレデレだ。
バカップル…だよなぁ…名字で呼び合ってるけどさ。
「すぐに終わるから、少しだけ…な!」
そう言うと、ガハラさんはプクーと頬を膨らました。
やばい…可愛すぎる…。
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