さくらドール その壱

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「じゃあ、すぐに戻ってくるのね?本当ね?」  ま…まずい…僕の紳士魂が…揺れ動かされる~~~!!! 「当たり前だろ?ほら指切り」  僕は絡み付かれていない右腕を伸ばし小指を立てた。 「うん…阿良々木君の事を信じるわ」  ガハラさんも左手から小指を立てた。  そして指切りをした。 「ほら、じゃあ行くな」  僕は指を離した。  全く、トイレに行くだけで一苦労だな。お姫様の前だとさ。
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