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「はぁ、はぁ、はぁ」
赤色の青年は駆ける
自分の国へ
自分が守りたかった国へ
自分が好きなあの国へ
青年はたどり着く、国を見れる丘へ
「!?」
そこには見える、はずの国が無かった
そこから見えるはずの王国はもう存在していなかった
「ア…ヴァロン…王国が……どうして……」
そこから見えるはずの城、町、家、道は無かった
あるのは……とても、とても大きな削り取られたようなクレーターだけだった…
「……いったい何故」
青年は自分が倒した敵の言葉を思い出しす
『ククッ俺が死ねば全てが始まる、さぁ殺せ!そして後悔しろ!!』
確かに戦場でこんな事をほざいてた敵を殺していた
(まさか、あいつが?でも……始まる?…死?……禁術?……いや、まさか…いや…なら私が……?)
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