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秋家
穣子の部屋
「うぅ…」
穣子は布団で横になっていた
穣子は消えかかっていた
普段より力をフルに使ったからのもあるが
もう1つの理由は信仰心が足りなかったからである
「全く…あんたって子は…」
そんな妹を姉は心配する
「お姉ちゃん…私…まだ生きてる…?と言うか見えてる?」
穣子は半透明になっていた
「大分消えかかってるわね…全く、信仰心が足りてない時に力をフルに使うから…」
「うん…お姉ちゃん…私思ったの…」
「…何を思ったの?」
穣子は消え入りそうな声で喋った
「目の前に困ってる人達がいるのに…助けられない…でも…それを何とかするのが…神様だって…」
「…そうね」
それは、穣子が再び豊穣の神として自覚した瞬間だった
「私…自分が人気が無くて僻んでた…目の前の事に目を背けてた…でも…もう、迷わない…私は…」
「…人気出なくてもいいの?あんなに言ってたのに」
「大丈夫、民位助けられなくて…何が神か…」
穣子は目を閉じた
「穣子……ふふっ♪変わったわね、貴女らしいわ……でも…まだ消えちゃダメよ…」
静葉は立ち上がり、家を後にした
その3日後村でとある噂が流れた
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