3章 人気はなくとも

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「…はっ!?」 消えかかっていた穣子は目を覚まし、自分の身体が軽い事に気付いた 「身体が…身体軽いよ!お姉ちゃん!」 「良かったわね…ほら、あれを見なさい」 「?…!?」 穣子が見るとそこには沢山の奉納品があった 「こ、これは…!?」 「村の皆が持ってきてくれたのよ…それにしても…よかったわね」 「? 何が?」 「こんなにも、奉納をしてくれて…信仰心も集まって…嬉しいでしょ?」 「嬉しい…でも、これと人気は…」 結びつかないと言おうとしたが静葉が言う 「何言ってるのよ…」 「?」 「人気がどうとかじゃなくて…信仰ぎどうとかじゃなくて…貴方は既に…」 「?」 穣子は最後まで解らないといったようだった 「愛されてるのよ」
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