1章 人気

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私はしぶしぶと家に帰ってきた 「ちょっと、穣子!あんた何処に行ってたのよ!」 「あ…うん…ただいま。悪いけど、少し一人に…」 「そんな呑気な事言ってる場合じゃないわ!隣里の村が不作で危ないらしいわ!」 「!」 その時私は、あぁ、自分はなんてバカ何だろう…と思ったのと同時にその村を救わなければという使命感を帯びた。 気づけば私は踵を返して走りだしていた。 「ちょっと!穣子!何処にいくのよ!」 「その村に決まってるでしょ!ほら、お姉ちゃんも行くよ!」 私は、姉も待たずに村へ走り出した。
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