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私はしぶしぶと家に帰ってきた
「ちょっと、穣子!あんた何処に行ってたのよ!」
「あ…うん…ただいま。悪いけど、少し一人に…」
「そんな呑気な事言ってる場合じゃないわ!隣里の村が不作で危ないらしいわ!」
「!」
その時私は、あぁ、自分はなんてバカ何だろう…と思ったのと同時にその村を救わなければという使命感を帯びた。
気づけば私は踵を返して走りだしていた。
「ちょっと!穣子!何処にいくのよ!」
「その村に決まってるでしょ!ほら、お姉ちゃんも行くよ!」
私は、姉も待たずに村へ走り出した。
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