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村へと着いた私は、1つ思った事があった。
「なんなの?この嫌な空気は…?」
その村の空気は負に満ちていた。
「はあはあ…やっと追い付いた…」
「お姉ちゃん?この村の空気をどう思う?」
私は、姉に空気の事を聞いた。
「そうね…この村、何かが過ぎさった後の様に負に満ちているわね…」
「ちょっと聞いてみようか?」
「そうね。」
私達は、村人に何があったのか訪ねてみた。
その村人は老人だった。
「あの~すいません。」
「ん?おぉ…こんな村によくおいで下さいました、お嬢さん方…私に何かようですかな?」
「はい、この村であった事を話してもらえませんか?」
すると、その老人は深いため息を着いた。
「少し前に妖怪が、村を襲ったんです…」
「妖怪が?」
「はい…私達も応戦しましたが…結局、若い者達が死に今ではこの村では老人と女しかいないのです…」
と、老人は悲しそうに言った。
それを見て、お姉ちゃんは納得したように言った。
「成る程、それで働ける若者がいなくて不作になったという事ね。」
「おや…お嬢さん方何故それを…?」
「実は、この妹…豊穣の神秋穣子なのです。」
老人はそれを聞いて、目を丸くしていた。
「なんと!あの豊穣の神秋穣子様なのですか!?いやはや、なんとも…」
「驚きました?」
とは私が言った言葉
「はい…ですが…こんな村でも、豊作になるのでしょうか?」
「そうですね…それにはまず、この村の皆さんの力が必要です。なので皆さんを集めてもらえませんでしょうか?」
「はい!この村の村長最後の大仕事、確かに承りました!」
「おじいさん、村長だったんですね…」
とはお姉ちゃんの言葉
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