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人はあることを恐れる
それは「死」と言うモノ
なぜ人は「死」を恐れるのか
なぜ人は「死」と言う言葉を、怖がるのだろう
もしかしたらあの世に行くのが、怖いのだろうか
もしかしたらこの世に残る私達が、心配で「死」が怖いのだろうか
だが、それは本人にしか判らない
もしかしたら私の祖父も、怖かったのだろうか
もしかしたら私の飼っていた猫達も、怖かったのだろうか
だが、それは本人達にしか判らない
判らないが、祖父も私が飼っていた最後の猫も苦しんで死んだ
苦しんで、苦しんで息を引き取った…
もう…苦しんで欲しくない
もう…この苦しみを
虚しさを
味わいたくない
辛い思いをさせたくない
私も
母も
そう思っている
きっと…
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