きっかけ

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MC「続いては、人間?それとも人形?どちらか区別がつかない!?ドール'sだ―。」 ステージ上にスタッフらしき人達が、2人の女性を運んできた。 DJは休みで、上のスピーカーからジブリ作品で使われそうなオルゴールが流れ始めた。 流れ始めると同時にステージ上の2人が動き出した。 俺は小さい声で翔に聞いた。 龍「何でDJの音楽じゃなくて上のスピーカーなの?」 翔「あの人達が踊るのはアニメーションっていうジャンルで、使う音楽はおとなしめなんだ―。だからスピーカーを使ってるんだよ―。」 龍「そうなんだ。ありがとう。」 俺達は黙り、ドール'sのダンスを見た。 2人の動きを見ていると、ショートストーリーを見ているような気分になった。 最後は、まるで玩具の電池が切れるように踊り終えた。 2人はまた、スタッフらしき人達が運んでいった。 俺は、アニメーションで使うようなオルゴールや動きが好きになった。 龍「翔!!俺、アニメーションやってみたい!!今はまだ無理かもしれないけど一緒にやらないか?!」 翔「別にいいよ―。」 龍「マジ!?サンキュ!!」 翔「でも、まずは、ダンス見ようぜ―。」 龍「わかった!」
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