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「はぁ…はぁ…すみません…助けて…ください…」
入って来た女子生徒は野球部のユニフォームを着ていて、走って来たのか息が荒かった。
「何があったの～？」
女子生徒の息が整ったのを見て観月先輩が優しく聞く。
「うちの部の男子とサッカー部の男子がグラウンドで喧嘩してるんです！」
それを聞いた瞬間に俺と円香が勢い良く立ち上がる。
「俺は現場に行きます」
「じゃあ、私はせっちゃん先輩を呼びに行くよ」
「二人共頑張ってね～」
観月先輩の声に送られて俺と円香は生徒会室を飛び出した。
「テメェ！絶対わざとだろ！」
「何度も違うって言ってんだろ！」
グラウンドに着くと野球部の男子生徒がサッカー部の男子生徒の胸倉を掴んでいて周りにはそれぞれの部活の生徒が居た。
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