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振り向くとそこには、腰までの長さの艶やかな輝きを放つ黒髪ポニーテール、切れ長の黒目、整っている顔立ち、高い身長の出るところは出て締まるところは締まっている体、凛とした雰囲気を身に纏っている美少女が立っていた。
白瀬 刹那(しらせ せつな)先輩、白桜学園生徒会副会長にして俺の…
「もう一度聞こう、君達は何をやっているんだ?」
俺が見ていると刹那先輩は男子生徒をキッと睨んで言った。
「「す、すみません!」」
刹那先輩に言われると俺を殴った男子生徒ですら手を離して慌てて謝った。
やっぱり刹那先輩は凄い…俺じゃダメだったのを簡単に収めてしまった。
「しーくん痛そうだねぇ」
ふと横を見ると円香が俺の顔を横から見ていた。
「まぁ、名誉の負傷だよ」
「そっかぁ」
俺の言葉を聞くと円香はにっこりと笑って言った。
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