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「刹那先輩こんにちは」
「ああ」
円香に軽く挨拶を返した刹那先輩は俺に近付くと顔を覗き込んだ。
「椎名、大丈夫か?」
「は、はい」
俺の返事を聞いた刹那先輩は満足そうに頷くと離れて副会長の椅子に座った。
「さてと…私も報告書を書かないと…」
円香も小さく呟くと机に向かって書類を書き始めた。
「じゃあ、しーくんにせっちゃん先輩バイバーイ!」
「……さようならです」
「バイバイだよ~」
居残って仕事をする事にした俺と刹那先輩に三人は手を振って言う。
「お疲れ様です」
「お疲れ様、気をつけて帰るんだぞ」
三人に俺と刹那先輩は手を振り返して答える。
三人は仲良く生徒会室から出て行った。
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