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ガチャッ
「ふぅ…今日は疲れたなぁ…」
風呂から出た俺は自室に入るとベッドに腰掛ける。
ピリリリリ
そろそろ寝ようかなとか考えていると携帯が着信を知らせる。
部屋にある時計を確認すると今は23時、電話が掛かってくるには少し遅い時間だ。
「もしもし?」
『夜分遅くにすまない。起きているか?』
電話に出ると掛けて来たのは刹那先輩だった。
「せ、刹那先輩!?どうしたんですか?」
先輩の声を聞いた瞬間、何故かベッドの上で正座をしてしまう。
『どうしたって…特に理由は無いんだが、強いて言えば悠紀の声が聞きたくなったんだ…』
「えっ…?」
いきなりの刹那先輩の言葉にドキッとしてしまう。
『ダメだったか…?』
電話の向こうから聞こえる刹那先輩の不安げな声。
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