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「おっす、円香。今日も元気だな」
俺はその少女、鞍馬 円香(くらま まどか)に手を挙げて応えた。
「私は元気が取り柄だからね!」
円香は俺の言葉に元気良く応えると『会計』と書かれたプレートが置いてある机の元に行くと椅子に座る。
「悠紀君遅いよ~」
椅子に座った円香を見て俺も椅子に座ろうとした所をおっとりとした声に足を止める。
「観月先輩すみません。友達と話してたら少し遅れました」
「もう~ダメだよ~」
俺の言葉に少し頬を膨らませながら言ったのは生徒会長の群青寺 観月(ぐんじょうじ みづき)先輩だ。
腰までの長さの少しウェーブが掛かった茶色の髪、優しそうな茶色の目、大人っぽい顔立ち、出るところは出て締まる所は締まった体、優しそうな雰囲気のこちらもかなりの美少女だ。
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