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「し、しーくん!にゃ、にゃにお!?」
「……驚きましたです」
「はわわわ~!!」
三人は顔を真っ赤にしたままそれぞれ違った反応を見せる。
「俺なにかマズイ事言いました?」
俺がそう聞くと三人は勢い良く首を横に振った。
「今日は困っている人来ないから暇だよ~」
三人の奇行が治まって十数分が経った時、観月先輩が退屈そうに口を開いた。
白桜学園生徒会は何代か前の生徒会長の考えで困っている生徒を助けたりしているが毎日来るという訳ではない。
「確かに暇だよね。しーくんなんか面白い事やってよー」
「何だよその無茶ぶり…」
円香の無茶ぶりに文句を言おうと口を開こうとしたが--
「すみません!助けて下さい!」
--いきなり生徒会室に入って来た女子生徒に開きかけた口を閉じた。
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