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それから時は経ち...
初めて彼が1人で選び買ってくれた指輪。
婚約指輪
不器用な彼は私の趣味などお構い無しに自分の趣味を基準にした、それでも私が好んでくれるだろうと思って買ってくれた指輪。
私に渡す時、
「はい...」
とだけ言われた。
私は驚きながらもその渡されたものの包装をといて出てきたものを見て思わず、照れくさい顔をして選んで買ってくれた彼の様子を想像して泣いてしまった。
今までで一番のプレゼントだった。
その指輪には彼の愛情がたっぷり入っていると感じた。
今でも忘れられない想い出。
未だにあの時の彼の顔が想い浮かぶ。
照れくさいながらにも真っ直ぐな気持ち。
普段は不器用で気持ちを伝える事をほとんどしない彼の想像する事が出来なかった行動。
それが今でもこの胸の中にある。
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