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「悪い事……
ごめん…
やっぱお兄ちゃんは何も悪くないよ…
私はただ……」
俯いてしまった百合の顔には不安の色が滲み出ていた。
……俺は鈍感だから何をしてしまったのかわからないけど…
「……そう不安げな顔するなよ」
…優しく抱き寄せるくらいなら……
……って格好つけてみたはいいけど、結構やばい…
何がって理性がやばい…
百合は身体にタオルを巻いているが たかがタオル。
互いの熱が直に感じられる。
くそぅ……
不覚にも心臓が破裂しそうだ…
「なっ…なぁ百合…?
一旦離れよ…「やっぱり……」
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