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霊界の空にも夕焼けがある
真っ赤な夕陽もあれば
山もある
夕陽が山に沈むころ
時間はゆっくりと流れるように感じる
時間というものはここではないのだが....
チリーン
古めかしいドアが開いて一人の女
「マスター...また来てしまいました」
「いらっしゃい」
コーヒーの香り
「留実さん...見てましたよ」
「ナニを?」
「あなたの....“不倫”...」
「...のぞき見ね?」
「....いえ...たまたま思念が合っただけです」
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