1 留実という女①

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「ええ....長くここにいると..そうなります」 「あたし、どうしたらいいのかな??」 「...はい、どうぞ」☕ 「ありがとう....いい香りね...特別製??」 「まあ...そうです...........もう解放してあげたら??」 「....彼を?」 「...というより、あなたの心を....」 「...そうね...依存しすぎてるわよね、あたし........」 夕陽が沈んであたりが 黄金色になった✨ 「マスターは、結婚してるの?」 「はい」 「ふつうに?」 「ええ...ただ、あなたのいる世界の結婚とは違います.... ここでは精神のつながりだけで... もっと上の世界に行くと、結婚という観念もないんです....わかりにくいでしょうけど....」 「.....ここは一体どこなの?」
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