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「わぁ!亮ちゃん僕より本読んでる!」
「まぁな。マルみたいに"求めない"ってのを読むことはないけどな」
そうマルと話していると
『ドンッ…ベリッ…バサバサッ』
内が壁に段ボールをうちつけ底が抜け、本が床に散らばった
「お-い!!内っ!」
「ごめんて-ほんまごめん!ごめんな!(汗)」
とりあえずふたりで散らばった本を拾った
「ぅ-わ-…」
と内の声を聞いてマルとヤスも俺たちのところに近づいてきた
「見て-、この厚い本!しかも亮ちゃんらしからぬ恋愛小説でカバーがどピンク!」
「ぇ?…」
不意打ちだった
俺は本を取る
「亮?」
この本が俺を高校3年の頃に引き戻した
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