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この期に及んで、まだ奇跡を信じるあたしって…やっぱりバカなのかな?
「チッ」
今正に怒ってるだろう人が、舌打ちをしたのが聞こえた。
そして、気配はだんだん近くなり、あたしは目をギュッと瞑った。
「ねえ」
机の下に隠れてたけど、見つかったみたい…
「ねえ…シカト?」
「ひ…っ」
恐る恐る目を開けたあたしは、物凄い恐怖に襲われた。
笑ってるんだけど、目が笑ってなくて…
とにかく怖かった。
「君、自分が何したかわかる?」
「あ、あの…あたし…」
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