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あたしが明人くんに出会ったのは、1年前…
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空はすっきり晴れてて、いい天気なのに、あたしは曇っていた。
「あー!間に合わない!」
その日は委員会があって、あたしは急いでた。
委員会のことなんかすっかり忘れてて、帰ってる途中だったから。
思い出して戻るあたしって、まじ偉いよね。
絶対怒られるのはわかってたけど、でも歩く余裕なんてなくて…
ドンッ
「わっ」
前も見ずに走ってたら、誰かにぶつかったみたい。
勢いよく尻餅をついた。
かなり痛い…尋常じゃない…
「大丈夫?ごめんね?」
ぶつかった人は、手を貸してくれた。
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