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2人の着付けが終わり、勝三郎から信長様が呼んでいるのでと言われ、勝三郎に案内をされて、信長の元に向かった。
勝三郎「信長様。上月様、錦城様をお連れ致しました。」
信長「入れ。」
勝三郎「はっ!失礼致します。」
そういうと勝三郎は襖を開けて、俺達を中に入るように促した。
勝三郎「私はこれより中には入れませんので。」
伸之「分かった、案内ご苦労。」
孝介「ありがとうね。」
勝三郎「いえ、信長様がお待ちでありますので、お早く。」
2人が中に入ると勝三郎が襖を閉めて、立ち去っていった。
伸之「孝、俺の真似してれば大丈夫だよ。」
孝介「ホントかよ…」
伸之はそれだけ言うと信長の方に歩いて、ある程度行くと、正座をして頭を下げた。
孝介も伸之の真似をして同じ姿勢をした。
伸之「上月伸之、錦城孝介、参りました。」
信長「大義!面を上げ。」
伸之「はは~」
孝介「はは~」
信長「良う似合っておるわ。」
伸之「お召し物をありがとうございます。」
信長「よいよい、して、お主らの話を詳しく聞きたく呼んだ訳であるが…」
伸之「………」
(さて、どう話すとするかな?)
孝介「………」
(上手く誤魔化せるか?)
孝介は伸之が心配でしょうがなかった。
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