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信長「まず、俺達はこの時代の者じゃない。」 信長「!?」 孝介「まぁ、そういう事さ。」 信長は声を出さない様にしながら、伸之達の話を聞き、驚いていた。 伸之「目的は特に無いけど、今は信長と楽しく馬鹿出来ればいいや。」 孝介「また、突拍子も無い事…」 目的も無く、違う時代から伸之達に対して、信長は「儂以上のうつけじゃな…」と思っていた。 信長「………」 伸之「信長はまだ13なんだし、分からない事も沢山あると思うけど、子供らしく伸び伸びやればいいんじゃないかな。」 大平の世に生まれ育った伸之と戦乱の世で生まれ育った信長との考えの違いであった。 信長「………」 伸之「信長の今の悩みは母と弟って行った所か?」 核心を突かれた信長は思わず大声になってしまった。 信長「…!? 何故そう思ったのじゃ?」 伸之は勘が当たったなっと思い、この辺りは真実なのかと思った。 伸之「歴史に影響する事だから、詳しくは言えないが、先の世から来たからだよ。」 当たり障りない答えを返した。 信長「なるほどのぅ。」 伸之「頭の回転が早くて助かるよ。」 孝介は伸之が調子付かないように釘を差した。 孝介「伸、あんまり弄るなよ…」 伸之「まぁ、程々にしておくよ。」 そうは言うが、心配でならない孝介だった。 信長「伸之の言う通り、儂は2歳で、この那古野城の城主となり、母から離されて育った為か、母の気を引きたくて、奇抜な恰好や言動をしておるのじゃ…」 信長は伸之と孝介に経緯を話していた。 孝介「また重い話だな。」 伸之「それだけじゃないよね。」 伸之は信長に問いていた。 信長「無論じゃ、うつけと呼ばれつつ、他国の警戒を緩めておる。」 伸之は後付けの理由に聞こえていた。 1番の理由は、母親だなっと思っていた。
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