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ピクッ
伸之は何かを感知したのか、突然大声を出していた。
伸之「信長!種子島!!」
「「はぁ!?」」
突然の事で唖然としている2人に対して、更に大声で言った。
伸之「いいから、火を付けて貸せぃ!!」
信長「うむ…」
孝介「何をする気だよ…」
信長は伸之に言われた通りに種子島に火を付けて、伸之に渡した。
伸之「ありがとう。」
信長「何をする気じゃ…」
孝介「ろくな事じゃないよ…」
伸之が種子島を構えて射撃態勢に入っていると、廊下の方から走って来る音が聞こえた。
ダッダッダダ!!
?「若様ー!!」
声がすると同時に襖が開け放たれると伸之は種子島の引金を押した。
パーン!!
弾は襖を開け放った人物の髷を掠めて、その反動で髷は崩れた。
バサッ!
伸之「チィ、外したか。」
孝介「アホかー!?」
信長「クックック。」
ドサッ!
?「な、な…」
伸之「信長、この人だれ?」
信長はまだ笑いが止まらないのか、必死耐えながら質問に答えた。
信長「爺じゃ。」
伸之「あら、ホントに。」
孝介「てか、反応がそれかよ!?」
爺と呼ばれた平手政秀は未だに焦点が合わず、腰を抜かして、呆然としていた。
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