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中学校生活にも大分なれ、友達のまとまりも出来はじめた頃。
学校も終わり、課題もまだ少なく帰ってまっ先に愛しのパソ子ちゃんに会いに行った。
いつものように、好きなタレントさんとかのブログを読んでいた。
私には、お気に入りのブログがあって、そこの管理人はオタクで腐女子だった。
そんなこととは知らず、ただ内容がおもしろかったから読んでいた。
…わるいか?
話しは戻って、その日の記事を読んでいたら、あるマンガが乗っていた。
どっからどうみても、同人アンソロジー以外のなにものでもなかった。
そのとき、入学式の日の朝の衝撃的出来事のことなんてすっかり忘れきっていた私は、思わずこんなことを言ってしまった。
「これ、欲しい。」
私の隣でテレビを見ていたまっさんが、すごい勢いでフンッ!て見てきた。
そして一言。
「だ、だまに言わなきゃ!!」
はぁ?てなるのが、当たり前のリアクションだと私は思ってる。
なぜって、ただ絵が可愛かったから欲しいと言っただけなのだから。
まっさんがなにに驚いているか、訳がわからなかった。
…今なら私だってビックリする。
次の日、なぜか私は、まっさんとだまと一緒に本屋に来ていたとさ。
ちゃんちゃん。
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