ネットでもふれないタブー地区

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日本における警察24時的テレビ番組でも治安の悪さという面では,新宿歌舞伎町に代表されるいわゆる繁華街が代表として映し出されます。ニューヨークのスラム的な地域というのは,都市伝説好きが好みそうなネタであるにも関わらず,不要な情報ばかりが蔓延するネット上ですらほとんど触れる事がありません。『ドヤ街』という聞きなれない響き…地方に住む人にはほとんど初耳だと思います。東京の山谷,横浜の寿町,大阪のあいりん地区などが挙げられますが,近郊に住む人達からは,何があっても近寄らない方がイイと言われます。というのも,戦後の高度経済成長期に日雇い労働者が集まる地域として形成した過去が現在まで続き,路上生活者の集まる地区となっているのです。簡易宿泊所(オーナーの9割は在日朝鮮人)という聞きなれない建物があるのも特徴で,もはや人が泊まれる所ではない = 宿(『ヤド』)ではないという意味で反対から読み,『ドヤ』と言っているのだそうです。労働者保護という点に目を付けた救世軍の炊き出し,新左翼の電柱ビラなども多く見られ,他にはゴミの不法投棄,違法賭博,当たり屋なんかは当たり前で,1日路上駐車していれば翌日にはタイヤが無く,誰かしら住んでいます。チョット昔は放火,乱闘,売春なども日常の事でした。こんな人が住めるような所でないのになぜか集まる人々,それが嫌で退散していく人々,そしてなぜかまた戻って来てしまう人々と様々ですが,そう言えば1990年6月,『DO YA DO』というはっきりしないようなタイトルの曲を出し,2009年1月解散するとかしないとかで結局解散していったチャゲ&アスカを思い出します。
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