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今日は久しぶりにホームルームに出ていた。これは俺としては珍しい。
ホームルームの議題は、文化祭の出し物について。正直どうでもいい話だ。
しかし学級委員の彼女が司会を進行しているから、聞いとかないとな。
「何か意見はありませんか？やりたい事とかなんでもいいですよ？」
……あんなキャラを使っているあいつがバカみたいだ。
まああれに惹かれた俺だけどさ…。
「……決まりませんね。では投票制としましょう。一人ずつ白紙の紙を渡すので帰りにこの箱に入れて帰ってください。以上…起立、礼」
こいつ…用意が良すぎる。あらかじめ決まらないことを想定してやがった。なら始めからアンケートにしとけよな。
生徒たちが帰ったあと、桜花はこっちを見て微笑んだ。
「ふう、疲れた。人前で話すのって勇気がいるわ」
「全然そんな感じには見えなかったけどな。それより最初からアンケートにしとけよな。今から集計なんて面倒いだろ」
「確かにそうね。でもね、こうすれば貴方も自動的に手伝わないといけないでしょ？そしたら一緒にいる時間が増えるじゃない。学校でイチャつけるなんて………アハ」
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