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「…??言い方がいけなかったかな?並木くんのこと恋愛感情として見てる。好きだわ」
「え…あ、でもさ、俺…桜井とはタイプが違わねぇか?お前は優等生タイプだけど、俺はダメ人間だし。もっとお似合いの奴が…」
って何やってんだ俺!せっかくのチャンスなのに!好きな人からの告白なのに…。
「ダメ人間なんてことはないんじゃない?少なくとも私は並木くんのいい所をたくさん知ってるわよ?例えばいつだったかしら。二年前の高1の時、並木くん道端で倒れ込んでた猫をお世話していたの…。いつもいい加減な貴方があんな優しい一面があるなんて、私不覚にもときめいてしまったわ」
「…なぁ、そんなことがあったか?俺んなことした記憶ないぞ?」
「なかったかしら?」
「質問を質問で返すな!お前が言い出したんだろう?」
「言ったかしら?」
……コイツっ!
喧嘩売ってんのか?
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