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「どうして？」
俺はポケットから四角い箱を取り出して、彼女に見せる。
「ちょっと吸いたくなってね。一人で屋上つーのも寂しいからさ、ついて来てくれね～？」
「そうね。じゃあ行きましょうか。その代わり私にも一本頂戴ね」
「お前これが何だか分かってんのか？」
「あら？知ってるもなにも私も所持しているわよ？」
そう言って彼女は四角い箱を取り出した。
いやそれってさ……。
「それキャラメルじゃん！俺が持っているのはタバコだ…」
「タバコ…？それって食べれるの？」
「お前学年一頭がいいんだろ！？タバコぐらい知ってるだろうが！」
「嘘。タバコってこれの事でしょ？」
彼女はまたポケットに手を突っ込み、箱を取り出した。
いやだからさ。
「それはキャラメルっ！お前どんだけキャラメル好きなんだよ！それに同じ事を二回もすんな！！」
「いわゆる繰り返しボケってやつよ」
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