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やべぇ…。すっげぇ可愛い。
堪らず俺はくわえてえていたタバコを捨て、桜井の顔をじーと眺める。
「どうしたの並木くん。私の顔に何かついてるの?」
「いや何もついてないんだけどさ…、その、やっぱり可愛い顔してるなって思ったんだよ」
突然の俺の言葉に驚いた表情だ。
あまり表情は変わってないけど。
「可愛い?何あなた私のこと好きなの?」
「……あぁ、好きだよ」
驚かされてばかりだから脅かし返してみた。
「やった~。ふふ、好きだって言われちゃった。アピール成功したみたいね」
ダメだった。こいつはちょっとやそっとでは驚いてくれない。
それよりもアピールって…。
「男の子って何かしら無邪気な笑顔が大好きでしょ?あまり笑わない私が笑ったらさぞ萌えるんじゃない?」
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