どくお

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('∀`)「っ、はは、ははは」 何故だか俺は笑っていた。 少しだけ安心している自分が、そのくせ怖いと思っている自分が、惨めで仕方なかった。 こんな奴が死神なんて、つーかまず死神なんていんのかよ。 半信半疑だがコイツが死神だったらそれはそれで悪くないな。 はは、こんな風に人生が終わるなんて思っちゃいなかった。 友達もいない、カーチャンにはきっと疎まれている、毎日毎日を無駄に生きてきたんだ、もういいだろう。 ('∀`)「いいよ、死神てのを信じてやる。どこでも連れて逝けよ」 ( ´∀`)「モナ?……!」 俺の言葉にきょとんと首を傾けた死神。 そして何か言いかけたが急に思いついた様にとたとたと部屋の扉へと駆けていった。   ( *´∀`)「おにぎりモナ!」 ぴょんぴょん跳んで、器用に扉を開く。 そしてカーチャンが置いていたご飯に飛び付き、嬉しそうに声をあげた。
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