一、きっかけ

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泊まりでの旅行 チェックインまでに、あと一時間らしい 私達五人は、歩きで旅館に向かうことにした いつも通り、くだらなくも楽しくいる事ができる、自由気ままな友達たち 一緒にいて楽なメンバーだから、気楽で楽しい 楽しい高校生活も残りわずか 自分探しはつい最近始めた ―――と、考えながら歩いていると、ある物がふと目にとまった ( 神社?寺? ) 門は立派で目をひいたが、それだけ 「綾乃?どーした?もう少しで着くよ」 「あ、うん」 何か不思議な感じがした ただそれだけ ========= 旅館には、本当にすぐについた さっきの所とは、目と鼻の先だ 温泉につかり、浴衣に着替えてブラリブラリと気ままに旅館内を探索していた綾乃だが、流石にみんなが心配するだろうと思い、部屋に戻ると、みんなお喋りに夢中だった。 「綾乃、遅かったな! 何かあったのか?」 「旅館探検して来ちゃった~」 綾乃は、既に敷いてあった布団にゴロンと横になった 「綾乃ぉ~明日、どこ行きたい? みんな行きたいとこ一つずつ出してるんだ」 行きたいところか~ どこ、だろうな~   そう思っていると、自然と瞼がおりてきた。 「綾乃、寝ちゃってるよ」 「相変わらずだな~」
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