浮かぶ足

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浮かぶ足

夕日照らす 烏の讃美 小さな影達は散り散りに 童の声がこだましていた また明日と手を振り叫んでる 帰路せず寄り道耽り 月照らした 宵の刻 カラカラ 乾いた声で歌う 闇空に響きわたる雑音ノイズ 嘆きの姫君 皮肉気に 旋律奏でて嘲笑う 鬼が集う 黒い影 目覚めよ 今 孕みましょう 首には 縄を絡ませて 素敵ね もがく姿よ ぶらりと 浮かんだ影には さよなら 赤い口紅 一つ、二つ、三つ… 虚な御霊 五つ、六つ、七つ… 集る灯火 嘆きの姫君 鎮魂歌 朝霧と共に消えてゆく
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