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眠れないまま私は朝を迎えた
朝が来てもカズのコーヒーは
最近はずっとないまま
私がいれても
飲んでもくれない
携帯もいつも電源切れていた
カズは寝室から出てきて
早速荷物を片付け始めた
どんどんカズの物が消えていく
カズは寝れたのかな?
昼には荷物はまとめ終わった
『出て行って今日からどうするの?』
「…もう関係ないだろ。」
もう私と口もききたくないみたい
『カズ…、私いっぱいワガママだったね。ごめんね。それとありがとう。大好きだよ、これからも。納得いかないけどホントに行っちゃうんだね…』
「…うん。もう行くよ。元気で」
きっとカズは優しいから
最後まで私に
心移りした事言わないでくれた
そんなカズに
いつも浮気してるのかなんて
責める言葉ばかり言った
カズが冷たくなって
更に私も口調はひどかった
仕事が辛いからとか言わないで
もう少し優しくすればよかった
カズが今までしてくれたように
時間作ってでも
話すチャンス作ればよかった
大事なものだったはず
なんでもっともっと、
もっと歩みよれなかったんだろう
暖かい家庭作ろうねって
約束したのに…
もう全ていまさらなんだけど…
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