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「もうそろそろ起きようか。お腹もすいたし」
そう言ってリモコンを取り
テレビのスイッチを入れた
いつも朝あわただしく支度する時になんとなくつけてるニュースが、終わろうとしていた
『これ、こんな時間まであるんだね～。知らなかった。』
私はそう言いながら
寝癖の髪をかきあげながら
タバコに火をつけた
カズは２つコーヒーを入れて
私の分をこっちに渡しながら
「そうだね～」
と言った。
これはよっぽど寝坊したとかない限り、毎日用意される、私の好みを知り尽くしたカズのいれてくれるコーヒーだ
ありがとう、と言いながらも
もう当たり前に思っている
２人は携帯を開いて
仕事の電話が鳴っていないか
確認した
これも毎朝のこと。
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